ITパスポート 合格体験記
勉強をせずに合格
高度情報処理技術者には既にいくつか合格はしていましたが、暗記に近い「用語の問題」は、時間が経つにつれて忘れているものがあったり、最新の情報が追加されていたりします。その「知識の劣化」がどれだけ進んでいるかを知るために、「実力テスト」と称してITパスポート試験を受験することにしました。また国家試験初のCBT(Computer Based Testing)がどのように行われるのか経験したかったというのも受験のきっかけの1つです。結果、スコアは自慢できるものではありませんが、特段勉強をすることなく合格することができました。 試験制度改正前の「初級システムアドミニストレータ」は受験したことがありませんでしたが、9年前に取得した基本情報技術者の勉強がまだ活きていること/活かせることを実感しました。
その反面、「新しい知識を取り入れないとあと5年は持たない」という危機感も持つことができました。
このように、初級エンジニアが受験すると思われがちなITパスポート試験に、ある程度経験を積んだエンジニアがチャレンジすることにも意義があると感じました。
使用したテキスト
過去問のみ上述していますが、今回は勉強をしなかったためテキストは1冊も購入しませんでした。公式ホームページにある過去問2回分を前日にこなして、合格できるレベルであることを事前に確認する程度でした。
いずれにせよ、出題範囲が広いためどちらかというと「暗記問題」に近いものがあります。つまり知っていなければ考えても解答できない内容が多いということです。テキストで理解を深めると共に、過去問をいかに数多くこなし出題パターンを頭に染み込ませられるかどうかが、合格の鍵になります。
CBT試験の印象
今回はあえて平日に予約をとって、CBT形式で受験をしてきました。基本的にはアールプロメトリックなどでCBT受験の経験がある方は、あまり内容は変わらないと考えてよいと思います。アールプロメトリックとの違いを中心に記述します。- 身分証明書は1点用意すればよい。(アールプロメトリックの場合は2点)
- メモ用に渡されるものが紙と鉛筆。(アールプロメトリックの場合はホワイトボードとマーカー)
- 身分証明書はテストルームに持ち込む必要があるが、ポケットにしまっておくように命じられる。
- 着席してもすぐにテストを始められず、時間まで注意事項を読んで待たされる。
- 受験後は勝手に退室できず、挙手をして終わったことを知らせる必要がある。
- 受験後に「結果レポート」のようなものは一切渡されない。退出時間の記録などもないため、そのまま帰る。
試験の際に持参する確認票
受験を終えて
受験をしてから基準スコアを超えることで「合格」という訳ではなく、あくまでも経済産業大臣の認定を以って「合格」という扱いになります。実際に私が受験したのは10月の上旬ですが、合格発表日は11月の中旬、合格証書の発送は12月の上旬でした。試験後にダウンロードできる試験結果レポート
合格証書は以下のような封書で送られてきます。
封筒 【 クリックで拡大 】
同封されている注意書き 【 クリックで拡大 】