情報セキュリティアドミニストレータ 合格体験記

情報セキュリティアドミニストレータ 合格証書

勉強方法

 セキュアドについては、ほとんど勉強しませんでした。基本情報技術者を勉強した勢いで受けてみたら、あっさり受かってしまいました。恐らく、テキストを見ると同じようなことが何回も何回も出てきて、退屈なページが出てくると思います。私の考えでは、そんなページを覚える苦痛を味わうくらいなら、他のページを確実にモノにした方が、時間の有効活用と言えるのではないかと思っています。
 日頃の心がけとしては、社内のセキュリティ情報を少し気にしてみることです。意外とセキュアドに出てきそうなことを実際にやっているものです。例えばパスワードの管理、アクセスコントロール、入退室管理なんかは分かりやすい例です。
 あと、周りの資格マニア(私の影の師匠)が言っていたのは、ネットワークの勉強をしておくと楽に解ける問題が多いとのことです。セキュアドのためにネットワークというのは遠回りな気もしますが、時間のある方は基本だけでも押さえておくとよいでしょう。


使用したテキスト

3週間完全マスター 情報セキュリティアドミニストレータ2003年版  芦屋 広太ほか著 日経BP
 このテキストは1日ずつ課題が仕切られているので、ホントに試験の3週間前から使ってみました。勉強に充てたのも会社の昼休みのみです。私の会社は昼休みが1時間なのですが、1時間では終わらない章もあります。ただ、内容としては入門編といった感じで取り組みやすいです。ただし、電車内で読むには大きくて重いので、どこかで落ち着いて解く問題集としての購入をお勧めします。ちなみに、著者の芦屋さんの本は個人的にお勧めです。

情報セキュリティアドミニストレータ 平成15年度 情報処理教科書 上原 孝之 (著) 翔泳社
 正直、このテキストは1回読み通しただけです。先に紹介した「3週間・・・」は、やはり電車内で使用するにはきつかったため、その穴埋めとして買ってみました。
 内容に関する評価ができるほど覚えてはいませんが、基本的に「教科書シリーズ」はかなり買っている方だと思います。(SJC-P のはがっかりでしたが・・・。)付属しているi-Studyの体験版は会社のパソコンに入れて、朝や休憩時間に使っていました。


受験に備えて

 受験する前から言われていたことですが、キーとなるのは午後Ⅰの時間配分ではないしょうか。とにかく時間が足りないです。後から考えてみると「な~んだ」的な問題も多く、がっかりさせられた覚えがあります。
 午後Ⅰを受ける前には、「時間ねーぞー」「落ち着けー」と意識して、問題ごとに時間を区切ってやってみてください。で、最後の最後、答えが埋まらなかった部分も、必ず何かしらで埋めてください。先に勘で埋めてしまって、勘で埋めた部分については問題用紙かなんかに○をつけておいて、時間があったら後で振り返るとよいでしょう。とにかく、空欄では1点も期待できないですが、何か記入したら、点になる確率は0%ではないのです。
 私も午後Ⅰを気合で何とか乗り切りました。問題を解いている途中、意外にできている自分にびっくりし、内心喜んでいたところ、「ポタッ、ポタッ・・・」鼻血を出してしまいました・・・。実話です。
 たまたまティッシュを持っていたので、押さえながら問題を解きました。周りから見たら、あの時の私はとても不信だったでしょう。それ以来、受験時には、机の上にティッシュを置くようにしていたところ、平成20年度の試験から、正式にティッシュを持ち込んでもよいことになったようです。(受験票に明記されています)


受験を終えて

 午後Ⅰは鼻血が出るほど好調でしたが、午後Ⅱについては惨敗でした。ただ、受験料はタダではないので、精一杯解いてみました。
 帰って掲示板などを参考に自己採点してみた結果、点数は最悪。午前は何とか70%、午後Ⅰは45%、午後Ⅱにおいては30%台。甘くつけてもせいぜいプラス10%。「終わったなぁ~」と思っていたら、合格していたのです。この時は、記述式の自己採点の難しさを痛感しました。この頃は点数の結果について公表される制度はなかったため、実際にどれくらいの点を取れていたかは分かりませんが、ボーダーすれすれだったことは間違いないでしょう。

 まとめますが、上記の通り、とにかく最後まで諦めずに受験することが大切です。試験途中で帰っている方を少なからず見かけますが、あれはよくないと思います。途中で帰る気が少しでもあるなら、最初から受験はお勧めしません。だったら、始めから受験料やテキスト代を友達との飲み代に使ったほうが、より楽しい人生を送れるのではないかと思うのですが、いかがですか?



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