勉強はいつから始めるべきか

 色々な資格があり、それぞれ難易度が違うため、「○○ヶ月前」という断言はできませんが、私がIT系の試験を受ける時に、勉強期間をどのように見積もっているか、そのコツを書いてみたいと思います。

自分のタイプを見極める

 いつから勉強するかという問題に対して、本当に集中力のある人であれば、「できるだけ早いうちから」「試験の直前まで」という期間が理想的なのは、言うまでもありません。ただし、人間の集中力をそこまで持続させるのは難しく、多くの人が「追い込まれないと・・・」という話はよく聞きます。
 私が考えるに、「自分にはどのような勉強タイプが合っているか」ということを把握するだけで、試験本番当日の実力をMAXに持っていくことができると思います。
 だいたい、以下の2タイプのどちらかに当てはまりませんか?

タイプA
直前にならないと勉強せず、何事も追い込まれないと危機感を感じないタイプ

タイプB
計画を立てて始めのうちにやり切り、試験直前はやることが見つからなくなってしまうタイプ

 ちなみに私はタイプBです。
 一概にどちらがいいとは言えませんが、タイプAは本番までに勉強が終わりきらないことがあり、タイプBは覚えたことも本番には忘れてしまい、実力を発揮できない傾向にあるようです。この欠点を把握し、それぞれのタイプにあった勉強法(期間設定)を導入しましょう。ということで、以下の点を意識してみてください。

タイプAの方
 勉強期間に関して、必ず取得すると決めたときに計画を立ててください。その計画が遅れてしまった場合には、他の日で勉強し、必ず穴埋めをしてください。小学校の時にやっていたラジオ体操のスタンプの原理で、計画表にシールなどを貼っていくと効果的です。

タイプBの方
 試験本番の日から逆算して、「この日までにこれをやらなければならない」という計画を立ててください。注意事項は、受験を決意した日からの計画を立てないことです。勉強しないと落ち着かないかもしれませんが、その場合は、試験に役立ちそうな本を読み、直接試験勉強はせず、知識を広げる時間にあててください。

 冒頭にも書いた通り、全ての人・全ての試験に当てはまるわけではありませんが、試験を受ける際には、計画よりも先に、タイプを分析することは間違いなく効果的です。


前日の徹夜は有効か?

 学生の時はテスト前に徹夜をしていたりしましたが、資格試験において徹夜することがそれほど重要であるとは思いません。試験によっては集中して論文を仕上げなくてはならなかったり、じっくり考えなくてはいけない問題があります。その状況において、「寝不足状態」は相当不利です。
 前日も勉強しなくてはいけないようなことにならないよう、しっかりと計画を立てて勉強しましょう。



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