.com Master ★★ 2007 合格体験記

受験してみて

.com Master 認定証書  私自身もともとネットワーク関連の知識に乏しく、いつかは勉強しなくてはならないと考えていました。しかし、突然「テクニカルエンジニア(ネットワーク)」を受験するのは、ハードルが高く、入門編の試験を受けようと、.com Master ★★(ダブルスター)の受験を決めました。

 始めは★(シングルスター)の受験も検討しましたが、テキストを眺めて、★くらいの知識は既に備わっていると判断しました。


勉強方法

 内容の理解は全て電車内で行いました。テキストは、章末問題も合わせて全文3回読み込みました。
 その後、テキスト付属のCDやダウンロードサイトから、過去問をダウンロードして、暗記するほど解きました。この過去問についてですが、テキストに紹介されているダウンロードサイトでは、直近の分しかダウンロードできないと記載されています。しかし、ある方法を使うと過去の問題もダウンロードできてしまいます。(それでいいのかは分かりませんが)
 その後は、テキストの最終確認チェックや、目次を見返して記憶し漏れている用語のチェックなどを行ないました。ネットワーク関連とは言え、実践作業(例えばLANの構築など)はせず、テキストのみの勉強で合格できました。


使用したテキスト

.com Master教科書 .com Master ★★ 2008   NTTラーニングシステムズ株式会社 (著)
 いつもお世話になっている教科書シリーズです。
 実際に★★の合格者の体験記などを拝見すると、公式テキストを使用される方が圧倒的に多いようですが、私は上記テキスト、プラス上記テキストについてくる過去問の繰り返しで合格することができました。
 オリジナル問題が章末に載っていますが、練習問題としてはあまり質がよくないかもしれません。

 また、試験範囲が広いため、このテキストには掲載されていない用語が過去問の中に出てくることもあります。その際には、インターネットなどを利用して、用語に関する知識の強化をするようにしてください。載っていない用語があれば、自分でテキストに書き足してしまう方がよいでしょう。


受験に備えて

 やはり、1番の対策が「過去問」であることは、他の試験と変わりありません。しかし、.com Masterについては「○○なものをすべて選びなさい」という問題の割合が高く、なかなか消去法を使うことができません。つまり、過去問を解く際にも、本質的な意味を理解していないと、利く応用が利かないことになります。注意してください。
 また、過去問を解いていて「誤っているものを選びなさい」という問いに対して、正しいものを選択してしまうとミスを何回もやってしまいました。問題は語尾まできちんと読むように、癖をつけておいてください。
 過去問を解いていて、初めての過去問で60%、2回目80%、それ以上でほぼ100%、得点できるようになっていれば、かなり合格に近いレベルに達していると思います。


受験を終えて

 先にも書きましたが、とにかく過去問が多く出題された印象です。今回私は過去5回分の過去問を何度も解いていたのですが、その勉強方法に間違いはなかったようです。過去問がそのまま出題されるため、問題を読まなくても答えが分かってしまうものが何問もありました。
 以下に掲載したのはスコアレポートです。テキストにも書いてありますが、1~5のカテゴリの全てで★3つ以上かつ、総合で★4つ以上を獲得する必要があります。星の数だけ見るとハードルは高いように思いますが、色々なサイトで言われている通り、私が受験した印象でも、「合格ラインは70%」というのが1つの目安になるでしょう。

スコアレポート【クリックで拡大】
スコアレポート
合格後には認定証書の他に、スコアレポートと同じ内容のはがきが郵送されてきます。

認定証書の封筒
認定証書の封筒

同封されている案内【 クリックで拡大 】
認定証書の封筒

スコアレポートと同内容のはがき 【クリックで拡大】
はがき


「CBT」と「定期開催」どちらをうけるべきか?

 他の試験にはない.com Masterの特徴として、いつでも受験することができる「CBT」と、全国で一斉に開催される「定期開催」の2種類の受験方法が挙げられると思います。しかし、2種類あるがゆえに、「どちらで受験するか」ということがこれから受験される方の1つの悩みになると思います。
 「CBTが嫌い」「パソコンを使ったテストが不安」「テストセンターが近くにない」などの特別な理由がない限りは、私個人として「CBT」をお勧めします。
 その理由として、「新規問題が定期開催で発生する可能性が高い」ということが挙げられます。今回、この試験を分析して見た限り、CBTで突発的に新しい問題が出題されることはなさそうです。
 つまり、過去問を解きこなしている人であれば、CBTでの受験の方が、圧倒的に有利だということができます。



ページトップへ
inserted by FC2 system